この記事を読んだらわかること
- 着物寸法一寸、一尺、一丈の長さ
- 一尺の上の単位、一丈とは?
- 鯨尺って何?
一寸は約3.78センチ
一寸は3.78センチって、きりが悪いですよね。(一寸法師、小っちゃいな)
一尺は一寸の10倍なので
一尺=37.8センチです。
あるいは37.88センチや37.9センチと表記する場合もあります。
一丈とは?
一丈とは尺の一つ上の単位のことです。
一丈は10尺ということです。
一尺が37.8センチですから37.8×10で378センチ
一丈は3メートル78センチとなります。
約378センチです。
そもそも鯨尺って何?
「尺」とは尺貫法の長さの単位です。
尺貫法には「鯨尺」と「曲尺」があります。
着物に用いられるのは「鯨尺」の方です。
鯨尺の由来は鯨のひげで物差しを作って使ったことからはじまります。
現在は竹素材のものが一般的です。
センチ変換の小数点以下がややこしいのが難点ですね。
ところによっては一尺も37.9センチだったり
38センチできりよくしてあったりとさまざまです。
鯨尺って何?
鯨尺(くじらじゃく)ってなんだろう
これって和裁にとって基本中の基本なのではないか
間違いにゃいっ!!
ですよねぇ・・・
週に一回、勉強会のような会があったので、その時自分から質問するべきだったのか
いや、そもそも鯨尺って言葉すら知らなかったし!!
こんな大切なことちゃんと教えてもらった記憶がない・・・。
最初から当たり前のように「一尺」だの「一寸」だの飛び交ってたなぁ
まさに「習うより慣れよ」って感じでした
慣れたのかにゃ?
慣れた!!
そして修行中はほとんどセンチを使う機会はありませんでした。
私が通っていた訓練校では着物寸法は最初から鯨尺で書いてあったので
いつしかセンチの感覚が薄れていって
普通に1センチがどのくらいかわからなくなってきていました。
頭ではわかっていても一寸をわざわざセンチに変換して考えたりはあまりしなかったので
長年、鯨尺を基準に生きていると1センチが一寸と混同してしまって
実際には1センチと一寸では全然長さ違いますよね
今もたまにわからなくなります
職業柄と言ってもかなり特殊ですよねぇ
まとめ
着物のお仕立てには鯨尺を使います。
一寸=3.78センチ
一尺=37.8センチ
一丈=378センチ
です。
お店によって基準に多少のズレがあるかもしれません。
大きく寸法には影響ないと思います。
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